仏誌パリマッチの現役記者であるトリルベレールさんは2度の離婚を経験し、3人の子供がおり、2007年からオランド氏と事実婚関係にあった。オランド氏はそれまで28年間は07年大統領選の社会党候補、セゴレーヌ・ロワイヤル氏(60)と事実婚関係にあり、4人の子供をもうけている。
トリルベレールさんは外遊などの際はファーストレディーとして遇され、昨年(2013年)6月には国賓として日本を訪問している。25日には大統領別邸を退去した傷心のトリルベレールさんは26日、ファーストレディーの最後の公務として、以前から決まっていたチャリティーイベントに出席するため、インドに向かった。だが、追われる人へのメディア評は厳しい。
AFPは早速、「不人気だった前仏ファーストレディー」と題する記事を配信し、「尊大で勝ち気すぎる印象を国民に与えたのが不人気の原因」と分析。特に12年の大統領選キャンペーンで、メディアに対して「(オランド氏の当選後に)私が何もしゃべらない『壁の花』になるとでも思ったら大間違い。私には確固とした人格があり、黙らすことはできない」と“警告”したことで、心証を悪くしたと解説した。