イタリア・ポンペイ遺跡(世界遺産)【拡大】
西暦79年のベズビオ山噴火によって埋没したことで有名なイタリア南部の古代都市ポンペイの遺跡(世界遺産)が、3月1日の大雨で一部が崩壊していることが分かった。
ポンペイ遺跡ではここ数年、風雨による損壊が相次ぎ、欧州連合(EU)は昨年(2013年)2月、修復プロジェクトに1億500万ユーロ(約147億円)を提供すると発表したが、伊政府の対応の遅れで作業は進んでいない。劣化が止まらない状況に対して、イタリアの考古学者の団体は2日、「遺憾と怒り」を表明して政府を批判した。(SANKEI EXPRESS)