ＣＭ好感度　ワン・ダイレクション起用のドコモが１位

　ソーシャル分析まとめサイト「ミシェル！」編集部が、２０１４年１月のＣＭ好感度ランキングを発表。通信キャリア３社による学割商戦ＣＭでは、ドコモに軍配が上がったことを明らかにした。

　ドコモは、ＣＭ好感度ランキングで７年連続１位のソフトバンクに３倍以上のポイントで大差をつけて１位を獲得。勝因は、イギリスのバンドグループ「ワン・ダイレクション」を起用し、ターゲットである若者世代に対して、共感や感動を与えるようなＣＭを作成したことによる。ワン・ダイレクションは、結成から３年という僅かな期間で全世界でのＣＤトータル・セールスが３５００万枚を突破したグループ。ＣＭでも使用された「たった３年で人生は変わる。」というメッセージは１０代から２０代に大きな反響を得られた。

　調査では、Ｔｗｉｔｔｅｒの全量データを分析。ツイートで使用されるワードとして、ドコモには「好き」や「感動した、共感した」といった、より強い感情の言葉が使用されていた。ａｕとソフトバンクでは「面白い」「ウケる」といった表層的な言葉が関連付けられたことから、ドコモによるワン・ダイレクション起用というＣＭ戦略が、ターゲットとなる若者層の心象までにも届けることに成功したといえる。

　また、投稿者の属性を推定する「ユーザプロファイル推定機能」を用いて、年代比較、性別比較を行った結果、ドコモＣＭへの反響は、男性３０％に比べ、女性７０％と女性の比率が高く、年代も１０代が２５％と高い比率を示し、特定セグメントによるドコモ支持の様子も伺えた。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）