ケンプvsブレンデル
器楽の協奏曲は、合唱の協奏様式とバイオリンの発展が結びつき、イタリアで17世紀末から発展した。代表的な作曲家の一人が「四季」で知られるビバルディ。「四季」はバイオリンを独奏楽器にした協奏曲だが、当時、多種多様な楽器の組み合わせの協奏曲が生み出された。「バロック時代において協奏曲はまさにボーダーレスの実験音楽の場」(西原稔・桐朋学園大教授)だった。
特集では人気曲をさまざまな名演奏家同士で“対決”させている。たとえばショパンのピアノ協奏曲第1番は、フランソワとルビンシュタイン、アルゲリッチとツィンマーマンの2組のCDの聴き比べをしている。また、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲は、ハイフェッツとミルシテイン、スターンとムローヴァの4人のCDを取り上げた。