YouTubeドコモ公式チャンネルで公開された「全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点」(提供写真)【拡大】
NTTドコモが制作した、スマートフォンの画面を見つめながら歩行する「歩きスマホ」の危険性を問う啓発動画が話題になっている。3月28日よりYouTubeのドコモ公式チャンネルで公開後、再生回数は170万回(4月7日現在)を超えるほどの勢いだ。
動画では、愛知工科大学情報メディア学科の小塚一宏教授の研究にもとづき、「渋谷のスクランブル交差点を横断する1500人が全員歩きスマホだったら?」という想定でシミュレーションを実施。横断する人の身長・体重は日本人の成人男女平均の間をとり、歩く速度は「急ぎ」「普通」「ゆっくり」の3タイプとした。また、常時と歩きスマホ時の視野比較(通常時の20分の1)や対象物の認知距離の数値などをより現実的な条件に近づけてプログラム。演算シミュレーションを活用して検証を行った。
結果、横断者同士がぶつかってあやまったり、倒れたり、スマホを落とすなどのトラブルが続出。青信号の46秒間で、衝突が446件、転倒が103件、スマホ落下が21件にのぼった。