「こわれ者の祭典」の公演(橋本健太郎さん撮影、一般社団法人「Get_in_touch」提供)【拡大】
「病気」や「障害」をテーマにしたパフォーマンスイベント「こわれ者の祭典」の新潟公演が4月27日に行われる。「こわれ者の祭典」は当事者でなければ語れない赤裸々なサバイバル体験をユーモアを交えたトークやオリジナリティーあふれるパフォーマンスで表現するユニークなイベント。
中心となっているメンバーはリストカット、自殺未遂、薬物乱用、アルコール依存、摂食障害などの体験者。これまでの公演には不登校や鬱、幻聴幻覚、過食症、引きこもり、パニック障害の経験者のほか、性同一性障害者らが出演している。
今の世の中、多くの人たちが「生きづらさ」を抱えている。それはもしかしたら社会自体が病んでいるからなのかもしれない。けれども、日々のあわただしい生活に追われて、自分の中の「病」を隠したり、気づかないフリをしたりして、やり過ごしている人も少なくないのではないか。だからこそ、崖っぷちギリギリを生きてきたサバイバーたちの体験談は、強く心に響く。生きることに疲れている人、生きづらさを感じている人は、ぜひアクセスしてほしい。(SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■「こわれ者の祭典 新潟公演 ~発達障害を考えよう!~」 4月27日午後1時30分。新潟市総合福祉会館(新潟市中央区八千代1の3の1)。1000円(当日券のみ)。問い合わせ先 実行委員会(電)080・6618・8806。