4月30日午後9時から、ユーチューブで「TOKYOM.A.P.S」出演者と“前夜祭的”番組をライブ配信。「音楽の力を感じて」と話す、音楽プロデューサーの小林武史さん=2014年4月16日、東京都港区(早坂洋祐撮影)【拡大】
「たまには狭い認識や常識に閉じこもらず、それを越えたり、はみ出したりするような体験があったほうがいいと思うんです」と小林。特に、「アベノミクス」をキーワードに、経済問題に世の関心が集まる今、幸せを測る「ものさし」は、他にもいろいろあることを思い起こすきっかけを仕掛けていければ、と話す。「お金に依存するより、もっといろんな価値観にアンテナを張って、楽しくなるように工夫しながら生きたいじゃないですか。せっかく授かった命ですから」
音楽のパワー体感して
日常と非日常。世代やジャンル、国などさまざまな「境界」を超えるパワーが音楽にはある、と小林は信じる。その確信は坂本龍一やMr.Childrenの櫻井和寿と2003年に立ち上げた非営利組織「ap bank」の活動を通じて強いものになっている。
東日本大震災発生後、「ap bank」は復興支援活動を継続しており、小林も月に1、2度は被災地に出向く。今、音楽をはじめアートのパワーを活用した復興支援として「被災地を舞台に地域型の芸術祭を開催できないか」との構想を膨らませている。「音楽やアートにそなわるパワーや想像力は相当、素晴らしいですからね。その力を発揮すれば、できることはたくさんあると思うんです」