インド・アッサム州【拡大】
現地ではインドの下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙の投票が4月24日に行われた。投票当日、ある投票所で警官が殺害される事件があり、村の男性たちの多くが取り締まりを恐れて、自宅を留守にしている最中にボド族の襲撃が起きたという。
コクラジャルは、ボド族が主導して自治を行う「ボド地域自治区」(約88万人在住)の中心都市だ。付近では、ボド族とイスラム教徒というインドにおける民族と宗教の“マイノリティー間”の衝突がたびたび起きてきた。12年に103人が死亡した事件の以前にも、08年10月に64人が殺害されている。
総選挙で対立再燃
対立の根は、もともとボド族が多く住んでいた地域で、ベンガル系などのイスラム教徒住民が増えてきたことにある。この地域には03年に「ボドランド地域評議会」と呼ばれるボド族中心の自治組織と、ボド地域自治区が作られた。しかし、現在はボド族の割合は30%程度しかないとされる。多数派からの陥落で自治を主導する立場を脅かされているボド族は、イスラム教徒の人口増はバングラデシュからの不法移民のせいだと訴えてきた。