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【HAPPY SKATING×パラリンピアン・ライフ】(4) サポートに感謝 伝えることで恩返し (2/5ページ)

2014.5.12 16:15

本音を語り合いすっかり打ち解けた鈴木明子さん(左)と佐藤真海(まみ)さん=2014年3月31日、東京都千代田区(大橋純人撮影)

本音を語り合いすっかり打ち解けた鈴木明子さん(左)と佐藤真海(まみ)さん=2014年3月31日、東京都千代田区(大橋純人撮影)【拡大】

 佐藤さん「フィギュアはお金もかかるというイメージがありますね。私は他の学生と同じ一般入社だったのですが、入社直前にアテネでのパラリンピック出場が内定しました。サントリーはラグビーやバレーボールなど企業スポーツに力を入れていますが、私のような例は過去にありませんでした」

 鈴木さん「でも、パラリンピックをあきらめるわけにはいきませんよね。悩んだのではないですか」

 佐藤さん「すごく悩みましたね。社会人になって働くことは子供のころからの憧れでもありました。でも、病気をしたことで、後悔することだけは絶対にしたくないと思うようになりました。スポーツで世界に挑戦できるのは今しかない、と。最初は試合や遠征にいくときは特別休暇を取っていました。もちろん、自費で。練習時間の確保もままなりませんでした。海外では、企業の手厚いサポートに恵まれているパラリンピック選手もいます。練習して追いつかないといけないのに、むしろどんどんレベルを離されていく危機感もありました。上司と話し合っていくなかで会社が理解を示し、サポートしてくれるようになっていったのです」

 鈴木さん「いま、会社ではどういう仕事をされているのですか」

「『ここまでやったら駄目なんだな』と自分と会話しながら向き合ってきました」

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