ASKA容疑者は5月17日午前7時半ごろ、栩内容疑者の自宅マンションを1人で出てきたところを捜査員に任意同行を求められた。落ち着いた様子で素直に応じたといい、同行先の東京湾岸署で逮捕された。
組対5課は昨年(2013年)8月、週刊文春が「覚醒剤を吸引している様子を撮られ、暴力団関係者に脅されている」と報じたのを機に情報収集を始めていた。
ただ、ASKA容疑者は一連の記事で暴力団関係者との接触や別の薬物の摂取は認めたが、覚醒剤使用を否定。路上で職務質問されるなどして、所持や使用の現場を押さえられることもなく、組対5課は「覚醒剤の使用器具や、使用している場面を写した映像など、確かな証拠がなければ動けない」(捜査幹部)として立件を一時断念した。
その後、情報提供などに基づき、ASKA容疑者が栩内容疑者のマンションに通い詰めていることを突き止め、覚醒剤所持の物証を入手。4月6日と12日にASKA容疑者がマンションを訪れたのを確認し、覚醒剤が室内にあったとみられる日付と合致したことから逮捕に踏み切った。(SANKEI EXPRESS)