サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表23人が決まりました。5大会連続5度目の出場となる日本には過去最高のベスト16を上回る成績への期待が高まり、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督は攻撃的なサッカーで挑みます。
Q 選考のポイントは
A 1つは「ザック・ジャパン」の中心で、けがをしていたMF長谷部誠(ニュルンベルク)やDFの内田篤人(シャルケ)と吉田麻也(サウサンプトン)が選ばれるかでした。3選手は回復途上にあり、本大会までに万全な状態に戻るのか不安視する声もありましたが、監督は「今月(5月)下旬の合宿からチームメートと同じ練習ができるはずだ」とみて選出しました。
Q 代表から遠ざかっていた大久保嘉人(よしと、川崎)が「サプライズ選出」されました
A 昨季のJリーグ1部で26点を挙げて得点王に輝き、今季も好調です。監督は「急に入ってもチーム状況に応じて必要な仕事をできる」と豊富な経験と決定力を評価しました。MFの細貝萌(はじめ、ヘルタ)か中村憲剛(けんご、川崎)を入れるかで悩んだ末に2人とも外し、GK3人、DF8人、MF4人に大久保らFWは8人に上りました。監督は「仕掛けていくのが自分たちのサッカー」と攻撃で主導権を握る戦い方を目指します。