インド・首都ニューデリー【拡大】
戦後、敗戦国の日本に鉄鉱石を輸出しようという国家がなかったころ、対日輸出を決断したのが、そのネールだった。まな娘と同じ「インディラ」と名付けたゾウを、日本の子供たちにプレゼントしたのも彼である。
ちょうど、インドでは先に行われた総選挙で最大野党のインド人民党が10年ぶりに政権を奪還、ナレンドラ・モディ氏が首相に就任したばかりだ。親日家とも伝えられる。
今後の日印関係はどうあるべきか。三角氏は「インドという、たいへん奥の深い国とかかわりをもち、日本にインドを、インドに日本を知ってもらおうと思って頑張ってきた」とあいさつ。両国関係については「昔は互いに好意だけはもっていた。でも、理解が足りなかった」とした上で、「文化的にも経済的にももっと協力した方がプラスになる」と語った。
出席者からは、「三角さんは日本とインドの歴史の証人であり、日印関係のシンボルだ」などの声が上がった。彼がともした「たいまつの火を後生につないでいかないといけない」。そんな日印新時代に向けた熱い思いが飛び交った。(外信部 藤本欣也/SANKEI EXPRESS)