店に入ると、テーブルを指定した。店の一番奥の、しかも柱の陰が良い。自爆テロは入り口で勘づかれて「最早これまで」と、爆発を早める確率が高いのだ。
今次ガザ進攻でも、多くの民間人が亡くなっている。メディアの映像には、身内を亡くした女性や子供が泣き叫ぶ姿が流れる。同情はするが、イスラエル軍の“誤爆”だけに全原因を求めるのは間違いだ。
イスラム原理主義組織ハマスは、指揮所やロケット発射台、武器の製造工場・保管庫を、住宅はじめ学校や病院、モスク(イスラム教礼拝所)、赤新月社(赤十字)、国際機関の出先やその付近に設置する。市民に避難を呼び掛けぬばかりか、イスラエル軍による空爆時、市民の防空壕(ぼうくうごう)使用を禁止するなど、民間人を「人間の盾」としている。
パレスチナ側は過去も現在も「軍事力で劣るわれわれは、圧倒的戦力を保有するイスラエル軍に対し、非対称で対抗するしかない」と強弁する。が、「弱者」を逆手に取った巧妙な立場のすり替えではないか。