「今までさまざまな国でワークショップをする機会がありましたが、日本人は真面目な子が多く、特にキッズの技術は世界の中でもトップレベルだと思います。日本のダンサー自体が一目置かれているので、当然それを支えている下の世代のレベルも高いですね。ただ、ダンス自体の楽しみ方は外国のダンサーは本当に素晴らしいです。常に音楽と生活し、日本人よりもコミュニケーションやライフスタイルとしてダンスをしている感覚ですかね」
――若い世代に伝えたいことは何ですか?
「音楽とダンスをもっと好きになってほしいということですね。今日本はダンスコンテストやダンスバトルイベントが頻繁に開催される恵まれた環境にあります。ただ、競争に勝つことばかりを意識しすぎているように見えます。もちろん勝つことは大切です。私も10代の頃はそれしか頭にありませんでした。しかし、大切なのは音楽と遊ぶことだと思います。勝ちにこだわり過ぎて、『ダンス』が『動き』に変わってしまわないように。心で踊る時間を沢山作ってほしいです。コミュニケーションとしての音楽とダンスを深く知ると、ダンサーとしての可能性も一段上がると思います。そして、人間性もポジティブに変わるはずです」