カジノ整備　５０人体制の事務局設置へ　政府、審議会で依存症対策も (2/4ページ)

　推進法案は自民党、日本（にっぽん）維新の会（当時）、生活の党が昨年１２月、議員立法で国会に提出。先の通常国会で継続審議となり、９月２９日に開会した臨時国会で成立する可能性がある。

　政府は６月に策定した成長戦略にＩＲ検討の方針を明記。安倍首相は１日の参院本会議でも「（ＩＲは）観光振興、地域振興、産業振興に資する」と答弁し、経済活性化への好影響を期待している。

　ただ、連立与党を組む公明党の山口那津男（なつお）代表は２日、推進法案に関し「各党とも議論を重ねた上で国会に臨むべきだ」と述べ、早期の審議入りに慎重な姿勢を示した。

　一方で安倍首相は「来年からは、いよいよ（ＩＲの）具体化に入りたい」と周辺に漏らしており、自民党は１１月３０日までの臨時国会で成立を図る方針だ。

カジノ実現　「成長戦略の目玉」