【垣花正のハッピー日記】ニッポン放送ラジオパーソナリティー、垣花正(かきはな・ただし)さん(ニッポン放送提供)【拡大】
早乙女太一さんの舞台を中野サンプラザで初めて見て、いやはや度肝をぬかれました。「あなたとハッピー!」にゲストでいらしたときの、うつむき加減で語る物静かな青年はどこ? いったいあれは誰だったの?といいたくなるほどの肉体全体からあふれでるエネルギーのすごさ。
3部構成の第1部は、久々の「女形」解禁。浮世絵から飛び出したような美しく、妖艶な姿。指先まではりめぐらされた所作、背中をそらせるS字曲線の美しき舞い。しかも中島みゆきの「糸」など意外な曲で舞うのです。
しかし女形の素晴らしさだけで早乙女太一を理解したと思ったら大間違いだということに気づかされます。第2部は大衆演劇らしいお芝居。大まかな筋立てだけをたよりにアドリブをくりだしながらなんともいえないおかしさを生みだしていく。話は脱線し、かんだり、せりふを忘れたりも全て笑いになっていく。早乙女太一が舞台にいるとダレることがない。
さらに「お祭り」と称される全員でダンスを披露する第3部。殺陣を取り入れたパフォーマンスの迫力が素晴らしく、終始、全身で表現しつづける体力、身体のキレ、激しいなかにも優雅な身のこなし。彼だけはやはりダンスではなく「舞い」なのです。