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紙と鉛筆で映画「幸運だった」 宮崎駿監督にアカデミー名誉賞 (2/2ページ)

2014.11.10 00:00

 長編改めて否定

 式の終了後、記者会見した宮崎監督は「きょう一番うれしかったことは、モーリン・オハラさんに会えたこと」と、ジョン・フォード監督の名作「わが谷は緑なりき」(1941年)でヒロインを演じた名女優の名前を何度もあげて会場を沸かせ、「90歳や80歳の人と会って、本当に自分は小僧だな、と思った。リタイアとか言わないで、できることをやっていこうと思いました」と続けた。

 宮崎監督は昨年、長編アニメの製作から引退すると発表。今後は短編アニメに取り組む姿勢を示している。ところが、この「リタイア否定発言」を聞いた報道陣からは、新たな長編アニメ製作の可能性を聞き出そうとする質問が殺到。だんだん険しい表情になっていった宮崎監督は「そういう上手な結論にはいきません。そこは変わらないです。自分に何ができるのか、何ならやるに値するのか、これなら面白そうだ、ということが一致しないといけない。お金や人材の条件もある」と一徹な“宮崎節”でぴしゃりと締め、長編への取り組みを改めて否定した。

 今後の作品製作について、三鷹の森ジブリ美術館で公開される短編アニメの製作を中心に進める考えを示した宮崎監督。

 「できなくなってもやろうとすると思う。そう生きると決めているので。仕事でやるのか、道楽なのかは判断がつきませんけど」。生涯アニメを作り続ける気持ちをこう語った。(SANKEI EXPRESS

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