≪LEDが照らす魔法の街≫
中国・黒竜江省のハルビン市で冬の風物詩「ハルビン氷祭り」が、5日から始まった。さまざまな氷の建造物が色あざやかにライトアップされ、まるで魔法の国のようだ。1985年に始まり今年31回目を迎えるハルビン氷祭りは、カナダ・ケベックの「ウィンターカーニバル」や札幌市の「さっぽろ雪祭り」とともに世界三大氷祭りに数えられる。
中国東北部にあるハルビン市は大陸性気候で冬は寒さが非常に厳しく、1月の平均気温は氷点下20度。しかし、あまり雪は降らないため、氷祭りにぴったりな街だ。
祭りの開催中はハルビン市内の至るところに氷の彫刻が並べられるが、主な会場は太陽島公園、兆麟公園、そして氷雪大世界の市内3カ所。太陽島公園では雪像、兆麟公園では氷の彫刻、氷雪大世界では大型の氷のオブジェが立ち並ぶ。氷の彫刻やオブジェは夜になるとさまざまな色のLEDでライトアップされるため、幻想的な世界を醸し出す。