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和食の文化に息づく日本の力 大和田潔 (2/2ページ)

2015.1.12 09:10

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 番組の中で、和食に3段階の発展があったことが示されていました。1つ目は、中国で精進料理を学んだ禅僧の道元が食の重要性を広めて日本にはなかった料理方法を知らせたことでした。禅は、日々の生活を大切にすること自体が修行であると教えています。

 時代が下り、流通が発達してコンブやカツオを使っただしが使われるようになりました。その上で武士が料理を競うようになり、本膳料理として開花しました。最後に千利休が、華美を戒め、質素ながらも主が客を心をこめてもてなす料理道を芸術の域に昇華させました。

 このような歴史を経て和食は、世界でも稀(まれ)に見るだしのうま味を生かしたおいしさと美を兼ね備えたものになりました。なにごとにも道を究める日本人の力が、おせち料理にも何気なく目にするお総菜屋さんの食材にも普遍的に生き続けていることに思いをはせると幸せな気持ちになります。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS

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