宮城県石巻市の日和山公園で、地元の子供から折り鶴を受け取る英国のウィリアム王子=2015年3月1日午前(代表撮影)【拡大】
次は中国、冷静王室外交
石巻市を見下ろせる日和山では、犠牲者を悼んで献花。小学生らから折り鶴を渡されると「ありがとう」と日本語で話し、「息子のお土産にする。きっと喜ぶ」と答えた。折り鶴を渡した小学5年生、窪木梨衣子さん(11)は「背が高くて、目がきれいで、優しそうだった。頑張って復興しているところを見てもらえてうれしい」と笑顔で話した。
女川町では、100人以上が出迎え、獅子舞踊りや太鼓を鳴らして歓迎した。王子はがれきの中から見つかった「希望の鐘」を鳴らし、復興のために開設した商店街の人々とも言葉を交わした。女川町の須田善明町長(42)は「人間的に温かさのある人だった。町の人が元気になったと思う」と話した。
日本訪問を終えたウィリアム王子は1日夜、国際社会で存在感を増す中国に向かった。滞在は同じ4日間。日本と同様に政治や経済、文化の各分野を網羅するイベントを並べ、東アジアのパワーバランスを冷静に計算した英国流の「王室外交」を展開する。(SANKEI EXPRESS)