ポイントを奪い、ガッツポーズする吉村真晴(まはる、右)、石川佳純(かすみ)組=2015年4月29日、中国・江蘇省蘇州市(共同)【拡大】
卓球の世界選手権個人戦第5日は30日、中国の蘇州で行われ、男子ダブルス準々決勝で松平健太(JTB)、丹羽孝希(明大)組がキム・ヒョクボン、パク・シンヒョク組(北朝鮮)をストレートで下し、2日の準決勝に進んだ。4月29日夜に行われた混合ダブルス準々決勝では、吉村真晴(まはる、愛知工大)、石川佳純(かすみ、全農)組が北朝鮮ペアに4-2で競り勝って準決勝進出を決めた。3位決定戦が行われないため、今大会日本勢初のメダルが確定した。30日夜の準決勝で、前回パリ大会の混合ダブルス覇者と対戦。
相手のショットがアウトになり、22歳の石川と21歳の吉村が抱き合って喜びを爆発させた。ダブルスを組んで4年目。難敵の北朝鮮ペアを倒し、日本に今大会初、4大会連続となるメダルをもたらした2人は「本当にうれしい」と何度も口にした。
一進一退の攻防だったが、勝負どころでは2人とも思い切って強打を打ち込んだ。石川は「サーブレシーブからの戦術はいっぱい持っている」と胸を張った。(共同/SANKEI EXPRESS)