女子ゴルフのワールド・サロンパス・カップ最終日は10日、茨城県茨城GC(6550ヤード、パー72)で行われ、首位で出た20歳の田仁智(韓国)が3バーディー、4ボギーの73で逃げ切り、通算12アンダーの276で優勝した。日本ツアー初出場での四大大会制覇は史上初。賞金2400万円を獲得した。4打差の2位に上田桃子(28)、通算4アンダーの3位にイ・ボミ(韓国)が続いた。
5打差逆転を狙った上田はスコアを伸ばせなかった。1番でティーショットを右の木立に打ち込んでスコアを落とすなど、序盤から苦しんだ。「ボギーが先行して相手に重圧をかけられなかった」と唇をかんだ。
米ツアーのメンバーとして参加した大会を含めて日本で通算11勝を挙げている実力者だが、四大大会のタイトルには縁がない。「近そうで遠い。メジャーでは4日間通してボギーを少なくしないと勝てない」と分析していた。(SANKEI EXPRESS)