男子シングルス1回戦でリターンするアンディ・マリー=2015年5月25日、フランス・首都パリ(共同)【拡大】
テニスの全仏オープン第2日は25日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス1回戦で第3シードのアンディ・マリー(英国)がファクンド・アルゲリョ(アルゼンチン)に6-3、6-3、6-1でストレート勝ちし、2回戦に進んだ。
ツアーで今季初めて、クレーコートでの優勝を飾ったマリーが、赤土の初戦で地力の差を見せつけた。ドロップやロブショットなど多彩な打球で快勝し「風がやんでからは観客を楽しませるようなラリーになった」と余裕をうかがわせた。
アルゲリョの緩急を多用するスタイルに最初は手を焼いた。強風にも悩まされ「神経質だった。いいプレーではなかった」と第1セットを奪っても納得していなかった。
本領を発揮したのは第2セットからだ。相手のスマッシュを逆サイドの奥に軽く返したかと思えば、第3セットにはクロスと見せかけてストレートにコースを変える圧巻のリターンエース。ドロップショットの扱いも一枚上手で、観客の喝采を浴びた。