シングルス準々決勝でリターンする錦織圭(にしこり・けい、左)=2015年6月19日、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ハレ(共同)【拡大】
男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンで19日、世界ランキング5位の第2シード、錦織圭(にしこり・けい、日清食品)が2年連続のベスト4進出を決めた。準々決勝でビッグサーバーのイエジ・ヤノビチ(ポーランド)を6-4、5-7、6-3で破り「芝の上でいい感触でプレーができている。ウィンブルドンが楽しみ」と話した。29日に開幕するウィンブルドン選手権へ向けた調整が順調に進んでいることを印象づけた。
球足が速い芝で、身長203センチのヤノビチは角度のある強烈なサーブを打ち込んできた。しかし錦織は序盤から食らいついて簡単にはポイントを与えなかった。
「リターンがさえた。ずっとプレッシャーを与えられた」と相手にペースを握らせず、第1セットは5-4で迎えた第10ゲームで初めてブレークに成功。このセットを先取した。最終セットの序盤でも相手のサービスゲームを2度破って勝利に結びつけた。