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自慢の「熟成鶏」 こだわりの日本酒と 馳走いなせや (2/4ページ)

2015.7.19 13:00

京都・丹波の村田地鶏の芳醇なうま味と九条ねぎの甘みが絶妙な「地鳥のすき焼き」(1人前1800円、写真は2人前)=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

京都・丹波の村田地鶏の芳醇なうま味と九条ねぎの甘みが絶妙な「地鳥のすき焼き」(1人前1800円、写真は2人前)=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 兵庫・丹波篠山の「高坂鶏」のむね肉やささみなどがたん能できる地鶏刺し盛合せ(1940円)=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 人気が高いお昼の「いなせや御膳」(1920円)は、確実に食べたいなら予約した方が良い=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 京都・綾部の河北農園の賀茂なすを使った「河北なすと旬菜の共地あんかけ」(1080円)は、なすと鱧(はも)が夏を感じさせる逸品=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 無濾過の生原酒を中心とした珍しい日本酒の数々を求め、遠方からもファンが続々訪れる=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 細い路地を入ると京都らしい風情ある入り口が見えてくる=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 町家を改装したお店は落ち着いた雰囲気で、広々とした空間が広がる=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 「地産地消をモットーに、蔵で作った日本酒と山で育てた鶏や野菜で多くの顧客をもてなしたい」と抱負を語る料理長の村上聡孝さん=2015年6月22日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

 しぼりたての味に衝撃

 日本酒にこだわるお店にしたのは、本当においしい日本酒を飲んだときの衝撃が忘れられないからだ。「酒蔵でしぼりたてを飲ませてもらったとき、これまでの日本酒とは全く別物といえるおいしさに衝撃を受けました」(丸山さん)

 以来、その衝撃を多くの人に味わってもらおうと「オーナーか私が実際に酒蔵に出向くなどして、どこでどんな人が造っているのか熟知している京都や滋賀など約20の酒蔵の日本酒を、少なくとも常時30種類、提供している」と丸山さん。

 そして、そんな日本酒に良く合う食材で、「14年ほど焼き鳥屋も展開しており、鶏の生産者もよく知っていた」(丸山さん)ことから、日本酒とともに鶏料理も提供。この組み合わせで高い人気を獲得した。

 早速、自慢のメニューの数々をいただいた。まずは「鶏刺し」。完全無菌状態で飼育し、甘さやうま味が絶品と評される兵庫・丹波篠山の「高坂鶏」のむね肉やささみ、もも肉、レバーなどの盛り合わせだが「熟成が利く鶏」と丸山さんが言うだけあって、「他の鶏では味わえない濃縮されたうま味」(村上聡孝料理長)が堪能できる。

夏を感じる賀茂なす

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