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「地球見てる宇宙人」本気探し 天体からの電磁波解析 ホーキング博士も賛同 (2/3ページ)

2015.7.22 00:01

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「五つ子銀河」の写真。はるかかなたから送られてくる電磁波を解析し、地球外生命体を探索する過去最大規模のプロジェクトが始動した(AP)

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「五つ子銀河」の写真。はるかかなたから送られてくる電磁波を解析し、地球外生命体を探索する過去最大規模のプロジェクトが始動した(AP)【拡大】

  • 首都ロンドンにある王立協会で開かれた「ブレークスルー・リッスン」プロジェクトの記者会見に出席したスティーブン・ホーキング博士=2015年7月20日、英国(ロイター)

 その上で「地球外の知的生命体の探索は21世紀の科学で最もエキサイティングな問いかけであり、その答えを見つけ出すときが来た。宇宙にはわれわれしかいないのかどうかを確かめることは重要だ」と、プロジェクトの意義を強調した。

 ミルナー氏も「現在のテクノロジーは“われわれは(宇宙で)ひとりぼっちなのか?”という人類最大の問いに答えを示す真のチャンスをもたらしてくれる」と期待を寄せた。

 海外メディアの報道によると、ミルナー氏は米に拠点を置き、米フェイスブックや中国のアリババなどのネット企業に巨額の投資を行う名うての投資家として知られ、1億ドルはポケットマネーから出すという。

 飛躍的に探査能力向上

 計画は米国とオーストラリアにある3つの電波望遠鏡を使って来年1月にスタートする。地球外知的生命体から送られてくる信号を探査するプロジェクトは1960年代から断続的に行われてきたが、今回は過去最大規模になる。具体的には、望遠鏡の感度が従来の50倍、探査範囲は10倍、周波数域は5倍と飛躍的に向上。過去の探査では収集に1年かかったデータ量以上を、わずか1日で集めることができるという。

天文学者、ジェフリー・マーシー氏「宇宙科学と生物学との接点は明らかに拡大している」

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