試合前、ベンチ前で黙祷(もくとう)する創成館の選手たち=2015年8月9日、兵庫県西宮市・甲子園球場(共同)【拡大】
第97回全国高校野球選手権大会第4日は9日、甲子園球場で1回戦が行われ、春夏通じて初出場の津商(三重)のほか、創成館(長崎)滝川二(兵庫)が2回戦に進出した。
津商は五回に同点とすると六回以降も点を重ね、9-4で智弁和歌山を破った。三重勢は夏通算30勝目で、和歌山勢は4年連続で初戦敗退。
創成館は九回2死三塁から4番鷲崎の右前サヨナラ打で天理(奈良)を3-2で下し、甲子園初勝利を飾った。長崎勢は春夏通算60勝目。
滝川二は九回1死一、三塁で結城が右前打を放ち4-3で中越(新潟)にサヨナラ勝ち。第4試合は仙台育英(宮城)が明豊(大分)を12-1で下した。
夏は初陣の創成館が、2度の全国制覇を誇る天理と対等に戦ってサヨナラ勝ち。決勝打を放った4番鷲崎は「長崎にとって大事な日。うれしいです」と、お立ち台で笑顔を見せた。