女子78キロ級でスロベニア選手(右)を破り優勝した梅木真美(まみ)=2015年8月28日、カザフスタン・首都アスタナ(共同)【拡大】
カザフスタンのアスタナで行われている柔道の世界選手権で、日本女子の金メダルが昨年を1つ上回る3個となった。28日は78キロ級で初出場の20歳、梅木真美(まみ、環太平洋大)が優勝。海外勢が主役だった階級を、新星が12年ぶりに制した。
ロンドン五輪57キロ級女王で27歳の松本薫(ベネシード)が復活優勝を遂げ、52キロ級の26歳、中村美里(三井住友海上)は4年ぶりの世界一となった。代表常連の実力者たちに若手が続き、南條充寿(なんじょう・みつとし)監督は「梅木は東京五輪世代でもある。体力や技術面はまだまだ伸びる」と期待を寄せた。
大会前の日本女子は7月下旬に全体合宿を終えた。その後、中村は北海道湧別町で所属先の合宿に参加し、松本は筑波大などへ出稽古。梅木は強豪の愛知・大成高で調整した。8月を自主練習とした試みが奏功した格好だ。
78キロ級ではロンドン五輪覇者のカイラ・ハリソン(米国)ら優勝候補が早々に敗退。南米のチームを率いるある監督は「海外勢は既に来年の五輪を見据えている。練習場から勝利にこだわる熱さを感じなかった」と言う。梅木も喜んでばかりはいられないが、若手の躍進が日本女子を活性化するのは間違いない。(共同/SANKEI EXPRESS)