【プロ野球】巨人先勝　坂本、失投逃さず逆転２ラン (1/2ページ)

　プロ野球は１４日、セ、パ両リーグのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージ（６試合制）が開幕し、セは巨人がリーグ優勝のヤクルトと対戦、１点を追う五回に坂本の２ランで逆転に成功すると、六回にも得点して４－１でヤクルトを下した。パは、リーグ２連覇のソフトバンクがロッテを延長の末、３－２で下した。

　快音とともに高々と舞い上がった打球が巨人ファンの待つ左翼席に飛び込んだ。１点を追う五回、試合をひっくり返す坂本の一発がチームを勇気づけた。「一戦一戦やるだけ」と意気込んでいた主将が大事な初戦で輝いた。

　先制された直後に訪れた１死二塁の好機。ボール先行となり精神的に優位に立っていた。石川がストライクを取りに来た甘い変化球を迷わず振り抜いた。「いいカウントだったので、目付けを上げて浮いて来たら思い切って振ろうと思った」と失投を見逃さなかった。

「まだ日本一の切符は残っている」