10月22日夜、中国の習近平国家主席(左)は首都ロンドン郊外にあるデービッド・キャメロン英首相お気に入りのパブを訪れ、キャメロン氏とビールを飲みながら談笑した。この日中国では、その意向もくんで党員の「ゴルフ禁止令」が周知された=2015年、英国(ロイター)【拡大】
メダル獲得は血眼
中国で最初にゴルフ場ができたのは1984年のことで、その歴史は長くない。ゴルフ人口は200万足らず、ゴルフ場の数も約600にすぎない。ただ、今回の禁止令で熱が一気にしぼむと見るのは早計だろう。
近年、五輪でメダルハンターの名をほしいままにしている中国は、来年のリオデジャネイロ五輪で、112年ぶりにゴルフが五輪競技として復活するのを受けて、現在、血眼になって選手強化策に熱を上げているからだ。
中国ゴルフ協会は、かつて世界ランキング1位に長く君臨したカリスマゴルファー、グレグ・ノーマン氏(60)=オーストラリア=を中国代表チームの特別コーチに招き、これまで他競技で成果を挙げてきた「エリート選抜→集中強化」の方式で急速にレベルを上げている。
汚職を生むゴルフはダメで、五輪のメダルが取れるゴルフは良し。中国現実主義の具現であろうか。(SANKEI EXPRESS)