豆腐とすり下ろしたゴボウなどを混ぜ合わせ、ノリにすりつけて油で揚げ、蒲焼き風のタレをつけた、もどき料理の真骨頂。見た目も味も、まさに「うなぎの蒲焼き」だ=2015年10月16日、京都府宇治市(志儀駒貴撮影)【拡大】
その命ともいえる旬の野菜は、地元・宇治の里産にこだわり、近在の木津川市や南山城村、和束町まで澄子さんが自ら車で仕入れにいく。
11月は、店名の由来でもある庭の樹齢100年を超す大イチョウが色づく季節。その日を待ちわびるファンも多いといい、「落ち葉は掃かんとしばらくそのままにしときます。お客さんが黄色いじゅうたんみたいやて喜んでくれはるから」と、東暉子さん。
海外からのベジタリアンも訪れるという隠れ家的な店。玄関を出ると、庭の床几(しょうぎ)の緋毛氈(ひもうせん)に秋の木漏れ日が揺れていた。(文:服部素子/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)
■銀杏庵 京都府宇治市五ケ庄三番割22。(電)0774・33・0019。営業時間は午前11時30分~午後4時、1日3組(2~20人)。完全予約制(ただし4、5月と10、11月は2人不可)。16種類の旬の野菜のオードブル「笋羹」はじめ、季節野菜の焼き物など15品のコース7500円。火曜定休。
※価格は税込み。