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「妖怪」の存在 日本人の心に刻み込む 水木しげるさん死去 93歳 (2/3ページ)

2015.12.1 07:30

自ら生み出した鬼太郎などの模型と写真に収まる水木しげるさん=2014年11月11日、東京都調布市(寺河内美奈撮影)

自ら生み出した鬼太郎などの模型と写真に収まる水木しげるさん=2014年11月11日、東京都調布市(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 漫画家、水木しげるさんの主な作品=1960年~2012年。※注記のないものは漫画

 異界を描き続ける

 「人間が生きているということには、自分の力以外にどんなものの力が作用しているか知れない」

 水木さんは、1982年に出版した自伝「ねぼけ人生」(ちくま文庫)でこう書いている。先の大戦で激戦地となったパプアニューギニアで左腕を失ったときの回想だ。目に見えないものが常に自分を見、生かされているという信念。生涯を通じて異界を描き続け、「妖怪」という存在を日本人の心に刻み込んだ。

 子供の頃、自宅にいたお手伝いさん「のんのんばあ」から聞いた妖怪たちの話に生涯こだわり、描き続けた。「人間死んだらどうなるんだろうと、子供の頃から深く考えた」。死後の世界への好奇心から、弟を海へ突き落とそうとしたこともあったという。

 生死の境をさまよったパプアニューギニアへは、71年を皮切りに何度も足を運んだ。2006年に次女の悦子さん(48)らと訪れた際には、高熱に苦しんだ。このときも悦子さんに「あれはねえ、“憑(つ)きもの”だったんだよ。昔から日本にはそういう現象があったといわれているけど、今は忘れられようとしている。もう一度今の世の中に知らせてほしいって、お父ちゃんにメッセージを送ったんだよ」と語っていた。

最後まで情熱衰えず

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