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消えた中国カリスマ富豪、“異形の国”リスク露見 トマムはどうなるのか? (2/4ページ)

2015.12.13 09:30

郭広昌氏が率いる「復星集団」の傘下企業が11月に全株式を取得したばかりの「星野リゾートトマム」。郭氏が中国当局に拘束され、トマムの行く手も視界不良となった=2015年6月27日、北海道勇払郡占冠村(鈴木健児撮影)

郭広昌氏が率いる「復星集団」の傘下企業が11月に全株式を取得したばかりの「星野リゾートトマム」。郭氏が中国当局に拘束され、トマムの行く手も視界不良となった=2015年6月27日、北海道勇払郡占冠村(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 「中国のバフェット」とも呼ばれる郭広昌氏(共同)

 中国経済誌「財新」(ウェブ版)などによると、郭氏は拠点とする上海の空港で警察に連れて行かれた。

 ただ、何らかの嫌疑で自身が捜査対象になっているのか、単に参考人として事情を聴かれているのかは不明で、復星の広報担当者はメディアに「『捜査協力』で警察に呼ばれているだけで、(郭氏は)『適切な手段』を通じて社の主要な決定に関与できている。

 上海上場の関連株も、14日には取引が再開される」と語った。捜査協力の内容についてはノーコメントとしている。

 無罪に「不公平」

 上海市では現在、艾宝俊(がい・ほうしゅん)副市長(55)が「重大な規律違反」をしたとして中国共産党の中央規律検査委員会から取り調べを受けており、これに関連しているとの報道もある。

王氏から何らかの見返りを得ていた容疑で警察に事情を聴かれている

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