ヤクルトとの練習試合で本塁打を放ち、記者の質問に答えるDeNAの戸柱恭孝(とばしら・やすたか)=2016年2月13日、沖縄県浦添市(共同)【拡大】
最下位からの巻き返しを図るDeNAに新しい風を吹き込んだ。13日に浦添市民球場で行われたヤクルトとの練習試合で、先発マスクをかぶったドラフト4位新人の戸柱(とばしら、NTT西日本)が2ランを放った。
左腕久古(きゅうこ)のスライダーを引っ張って右越えに運んだ五回の一打は「全然覚えていない」という。普段はポーカーフェースな鹿児島県出身の25歳。ベンチに戻って来た時には、ラミレス監督に「今夜も夢に出てくるかもしれない」と言われるくらいの笑顔だった。
1番の坂口に3安打を許すなど捕手としては課題も残ったが、監督は「求めているものを出してくれた」と高評価だ。「チャンスが一回しかない思いでしっかりとやりたい」と話す背番号10にかかる期待は大きそうだ。(SANKEI EXPRESS)