【高校野球】智弁学園・村上頌樹　強心臓ぶりみせた完封劇 (1/2ページ)

　選抜高校野球大会は２０日、甲子園球場で開幕して１回戦３試合が行われ、初出場の滋賀学園のほか、鹿児島実、智弁学園（奈良）が勝って２回戦に進出した。

　二回に３点を先制した滋賀学園は四回にも４点を追加。終盤に桐生第一（群馬）の反撃に遭ったが、９－５で逃げ切り、甲子園初勝利を飾った。

　鹿児島実は中盤に打線がつながり、６－２で常総学院（茨城）に逆転勝ちした。智弁学園は村上が１０安打されながらも要所を抑え、４－０で福井工大福井を下した。

　開会式直後の独特な緊張感に包まれた甲子園。そのマウンドに立っても、智弁学園のエース村上は「わくわくの気持ちの方が上」だったと強心臓ぶりをみせた。

　一回から見舞われた大ピンチ。先頭打者から２者連続で安打を許し、２死満塁に持ち込まれた。そして６番塚本に対しフルカウント。「逃げたら負けると思った。攻めるのが自分の特徴」。渾身（こんしん）の直球で内野ゴロに仕留め窮地を切り抜けた。

「みんなを引っ張るようになった」