場所柄のせいか、今回出合ったバックパック愛好者はほとんど若者だったが、バックパック人気は今、幅広い世代に広がっているという。京都精華大学講師(ファッション論)の蘆田裕史さんは「2008年ごろから、バックパックのブランドがパリコレに参加するファッションブランドと次々にコラボレーションしたことから、広い世代に受け入れられるようになりました」という。
高島屋大阪店ハンドバッグ売り場でも、若者を中心に、60代、70代まで幅広い世代に売れているという。売り場担当の佐々木加奈さんは、「リュックサックも、素材や色、デザインなどバリエーションが豊かになっています。機能性も充実し、背負うだけではなく、ショルダーやハンドバッグとしても持てるものが増えていますよ」と話す。
身軽になれて、おしゃれで機能的。バックパック人気はしばらく続きそう。