真央ちゃん効果で電力上積み 五輪放映時に40万キロワット需要増

2014.3.17 07:04

  • フリーの演技終了後、涙と笑顔を見せる浅田真央(まお)。ショートプログラム(SP)16位の衝撃から気持ちを切り替え、高難度の構成を演じ切った浅田には、しのぎを削ってきたスケーター仲間からも惜しみない称賛の声が上がった=2014年2月20日、ロシア・ソチのアイスベルク・スケーティング・パレス(大里直也撮影)
  • フリーに向けて調整する浅田真央=20日、ロシア・ソチのアイスベルク・パレス(大里直也撮影)


フリーの演技を終えた浅田真央=20日、ソチ(大里直也撮影)

フリーの演技を終えた浅田真央=20日、ソチ(大里直也撮影)【拡大】

 ソチ五輪フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)とフリーが開催された2月20日と21日未明、東京電力管内の電力需要が約40万キロワット分上積みされたことが16日、分かった。テレビ観戦と、それに伴う暖房、照明の使用が増えたためだ。

 通常、一日の中で最も需要が下がるのは午前3時半~4時半だが、20日は午前4時前から需要が伸び、浅田真央選手が登場した4時20分ごろには3150万キロワットに跳ね上がった。気象条件が似ていた1月17日未明の需要カーブと比べると約40万キロワットの需要増が確認できたとしている。

 21日未明のフリー競技時間帯の電力需要についても、気象条件が似ていた1月23日未明と比べ、需要が約40万キロワット増えたとみられる。

 ただ、両日とも「最も電力需要の小さい未明の競技だったため、需給が逼迫(ひっぱく)するようなことはなかった」(広報部)という。

 東電によると今冬の最大電力(需要)は、記録的な大雪に見舞われた2月14日の4943万キロワット。使用率(供給力に対する最大需要の割合)では、1月15日と2月8日に「厳しい」とされる95%に達したのが最高だった。

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