先端技術詰め込んだ自衛隊員の戦闘服 “熟練のワザ”製造工場を初公開 (2/3ページ)

2014.8.3 07:07

  • 陸上自衛隊の「防暑服4型、迷彩」。生地が薄く、極暑地域向けで、イラクの復興支援の際にも使用された=大阪府島本町
  • 航空自衛隊の「作業服改、空」=大阪府島本町の大阪染工
  • 陸上自衛隊が使用している戦闘服=大阪府島本町の大阪染工
  • 丁寧に検品される生地=大阪府島本町の大阪染工
  • 迷彩柄のプリントに使われる型。黒、茶、深緑の3色計3本の型が、生地の上で転がり、迷彩柄をプリントする=大阪府島本町の大阪染工
  • 緑色に地染めされた生地に迷彩柄がプリントされる=大阪府島本町の大阪染工(同社提供)
  • 特殊な機械で色の分光反射率を調べている=大阪府島本町の大阪染工(同社提供)
  • 防弾チョッキが着やすいように開襟から縦襟に改良された=大阪府島本町の大阪染工
  • 大阪染工の本社=大阪府島本町


海上自衛隊の「陸上戦闘服、2形」=大阪府島本町

海上自衛隊の「陸上戦闘服、2形」=大阪府島本町【拡大】

 頑固なまでのこだわり…ずれは0・25ミリ以内

 1色でも難しい染めは緑色に染めた生地の上に、さらに3色の迷彩柄をプリントする。赤外線カメラでも判別しにくくするため染料の光の反射率に細心の注意を払う。

 反射率は、生地の産地や製造時の天気で変わるなど不確定要素は尽きない。それでもユニチカグループが手掛けた生地の合格率は98%を誇る。工程ごとに検査し、経験則から独自に編み出した数値と照合しながら慎重に作業を進めるからだ。

 戦闘服は、茂みの中などで、姿を紛らわせることができるような迷彩柄が研究されており、綿密な計算のもとデザインされている。

 このため、注文通りに作ることが重要で、工場では染めの型と生地の位置を事前に確認し、ずれは0・25ミリ以内にとどめる。着る人の命を左右する可能性があるだけに、国内の市販品の許容範囲とされる0・5ミリより厳密で、「頑固なまでのこだわり」(石井氏)と胸をはる。

技術情報の流出を防ぐため、いくらコストが安くても…

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