今回はモデルのスタンドプレー
確かに、「リック・オウエンス」のショーは毎度話題に尽きない。15-16秋冬メンズコレクションでは、下着をつけずに男性モデルらがランウェイを闊歩、“その部分”が見え隠れして物議を醸した。2014春夏(ウィメンズ)では、ボリュームたっぷりのたくましい女性ダンサーらが、雄たけびを上げながらステージを踏みならすという演出だった。
今回、件のドイツ人モデルが何を思い行動したのかは謎のままだ。奇しくも、「リック・オウエンス」の2016初夏コレクションののテーマは「Cyclops」で、ギリシャ神話に出てくる一つ目の巨人・キュクロプスを表す。このため、“ギリシャ危機”と関連づけたメッセージと解釈するのはうがちすぎか。当の本人が沈黙を守っているため、騒ぎは大きくなるばかりだ。
あるいは、勝手に騒ぎが大きくなることを見越しての沈黙なのか…。(杉山みどり)