【試乗インプレ】大人向け乗り味のマツダ・ロードスターRFでしまなみ海道をゆく(前編) (5/5ページ)

  • 瀬戸内の夕日としまなみ海道の来島海峡大橋を背に、横顔を浮かび上がらせるロードスターRF(iPhoneで撮影)
  • 幌屋根ロードスターの米国仕様にも積まれている2リッターエンジン。本文下リンクのロードスター試乗記事に添付されている1.5リッターエンジンと比べてみよう。RF
  • しまなみ海道、瀬戸田PAにて。後ろは生口島と大三島をつなぐ多々羅大橋。ロードスターRF
  • 来島海峡大橋とロードスターRF
  • まずはオープン状態で正面から半周してみる。ロードスターRF
  • 新色のマシーングレーメタリックは光の加減でガンメタにも黒にも見える不思議な色合い。ボディの抑揚がよくわかる色でもある。ロードスターRF
  • 全長は幌屋根のロードスターと同じなのに、なぜかよりコンパクトに見える造形。ロードスターRF
  • デザイン上の特徴はこのアングルから見るともっともわかりやすい。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • 次は屋根を閉めてまた半周してみる。ヘッドランプも点灯。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線が見えなければ屋根が開くとは思えないほどに形が整っている。ロードスターRF
  • そうか、こっちが標準形態なんだな。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線。これがどう折りたたまれるのか…ロードスターRF
  • リヤウインドーはガラス製。ロードスターRF
  • ご開帳!ロードスターRF
  • 前後輪ともにサイズは205/45R17。幌屋根ロードスターから1インチアップして太く、ブレーキディスクも一回り大きい。ロードスターRF
  • 銘柄はブリヂストン・ポテンザS001。ロードスターRF
  • 大島の亀老山展望台は迷路のような不思議な構造。ここからの眺めは次フォトに。ロードスターRF
  • 四国・愛媛は今治へと渡る来島海峡大橋が一望できる。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 橋から左にレンズを向けるとこんな眺め。左はうどん県方面だ。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 夕暮れ時の今治市大島の亀老山展望台駐車場にて。眼下には来島海峡大橋。ロードスターRF


 ATでゆったり走りたい大人向け

 排気量アップでスポーツ性が強調されるかと思いきや、むしろ出力の余裕や静粛性、サスペンションの設定も含め穏やかな乗り味に仕上がっており、乗用車ライクなスポーツカーというのが全体的な印象。6速MT仕様もあるけれど、RFに関しては高速巡航時のややノイジーな部分も合わせて考えると、追い越し車線をしゃかりきになって走るよりも、AT仕様で走行車線を静かにのんびり流すのがちょうどクルマの性格ともに合っているかもしれないとすら思えた。

 ロードスターはどちらかというと気ままなぼっち乗りで行くあてもなくどこまでも運転し続けたくなるクルマだったのに対し、このRFは隣に誰かを乗せたくなるクルマである。

 走りのインプレッションはここまで。次週、後編は写真満載で内外装、使い勝手、そして電動格納ルーフについて見ていく。お楽しみに。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

■基本スペック

マツダ・ロードスター RF VS 6AT

全長/全幅/全高(m) 3.915/1.735/1.245

ホイールベース 2.31m

車両重量 1,100kg

乗車定員 2名

エンジン 直列4気筒

総排気量 1.997L

駆動方式 後輪駆動

燃料タンク容量 45L

最高出力 116kW(158馬力)/6,000rpm

最大トルク 200N・m(20.4kgf・m)/4,600rpm

JC08モード燃費 15.6km/L

車両本体価格 359.64万円