中国玩具輸出、中東急拡大でV字回復

提供:中国新聞
吉林省長春市では今年4月、子供たちのおもちゃ交換会が行われた。古いおもちゃを持ち込んで、他の子供が持ってきた“宝物”と交換。一部はおもちゃを買えない家庭の子供に贈られた(中国新聞社)

 中国の玩具輸出がV字回復を果たしている。中国軽工業情報センターによると、2015年上期(1~6月期)の全国の玩具輸出額は前年同期比12.84%増を実現。3月まで減少が続いたものの、4月から増加に転じ6月まで急拡大を続けている。

 そのうち、中国にとって最大の玩具輸出市場である米国へは、今年上期の輸出額が前年同期比11.33%増だったが、玩具輸出全体に占める割合は昨年通年の33.66%から29.05%に縮小。ルーブルの下落が影響したロシアは、玩具輸出先のトップ10から転落した。

 その一方で、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)戦略の推進により、中東諸国への輸出が急拡大。アラブ首長国連邦(UAE)への輸出は54.93%増となり、全体の2.33%を占めて初めてトップ10入りした。

 このほか韓国やシンガポール、フィリピンへの輸出も急拡大が続く一方で、香港、日本への輸出はマイナス成長だった。

 また、(加工貿易の割合が減少し)一般貿易の割合がより拡大。今年上期の玩具の一般貿易による輸出は玩具輸出全体の54.12%を占めている。(中国新聞社)