ヒラリー氏が習主席に「恥知らず」、中国は「偏見だ」と反発

 

 【ニューヨーク=黒沢潤】来年の次期米大統領選に立候補している民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は27日、中国の習近平国家主席がニューヨークの国連本部で同日、女性の権利向上に関する会合を国連と共催したことに関し、自身のツイッター上で「恥知らず」とののしった。

 ロイター通信によれば、中国当局は今春、公共交通機関内でのセクハラ行為に抗議しようとした女性5人を拘束。釈放したのは約1カ月後だった。

 これについてパワー米国連大使は「女性の権利向上を実現したいのなら、信条や考えを問題視して投獄などするな」と中国を非難していた。

 習氏がホスト役を務めた会合は、女性の権利保障をうたった「北京宣言」(1995年)から20年になるのを記念する特別行事。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長や各国首脳らも出席した。

 クリントン氏のツイートに対して、中国政府は28日、「偏見がある」と即座に反発した。

 中国外務省の洪磊報道官は同日の記者会見で、「中国は法に基づき、国を治めている」と強調。クリントン氏らに対し、「中国の司法主権を尊重」するよう苦言を呈した。(中国総局)