東証終値、1万6642円20銭 一時1万6500円割れ、円高や米株安を嫌気

 

 9日の東京株式市場の日経平均株価は円高や前日の米株安を嫌気した売り注文が優勢となり、続落した。終値は前日比140円95銭安の1万6642円20銭だった。下げ幅は一時300円に迫り、1万6500円を割り込む場面があった。

 中国の2月の輸出が大幅に減少したことや原油先物価格の値下がりを受け、前日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は下落した。

 外国為替市場では、一時1ドル=112円台前半まで円高ドル安が進み、東京市場は朝方から輸出関連銘柄を中心に下落した。前日発表の景気ウオッチャー調査で街角の景気実感が2カ月連続で悪化したのも投資家心理を冷やした。

 市場関係者は「前日発表の中国の貿易統計があまりにも悪かったので、世界経済の先行き懸念が再び強まった」(大手証券)と話していた。