「日本の高速道は分かりにくい」 東京五輪控え全高速道路に番号割り振り

 
日本の高速道路には路線番号がなく、外国人客には分かりにくい

 政府は7日、全国全ての高速道路に1号線、2号線といった路線番号を割り振る方針を固めた。今年夏ごろに番号を決め、準備が整った路線から順次、標識や地図、カーナビなどに反映させる。高速道の路線番号制度は、欧米では一般的。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、レンタカーを運転する外国人観光客らにも表示を分かりやすくするのが狙いだ。

 安倍晋三首相をトップに、訪日客の受け入れ態勢充実を検討している「観光ビジョン構想会議」が今月中にまとめる報告に盛り込む方向で調整している。

 高速道の路線番号制度は、外国人旅行者の多い欧米のほか、韓国など多くの国々で導入されている。日本の場合、首都高速などの一部や国道、都道府県道に路線番号があるが、高速道路の全国統一の番号はなく、外国人ドライバーから「日本の高速道は分かりにくい」といった声が出ていた。

 このため政府は、未開通区間を含む全路線を対象とし、100未満の番号を割り当てるとみられる。東名などの呼称は残し、新たに付ける番号と一緒に表示する方向だ。日本を代表する東名、名神両高速を合わせて「1号線」とする案などが浮上している。

 国土交通省は近く有識者会議を設け、南北に走る道路は奇数、東西は偶数といった海外事例も参考に、番号の割り振りを検討する。

 国交省によると、外国人のレンタカー利用者数は11年の17万9000人から、13年にはほぼ2倍の34万5000人に増えた。高速の利用も多く、さらに増加が見込まれている。