日銀3月短観、民間予想出そろう 15社が悪化予想
日銀が4月1日に発表する3月企業短期経済観測調査(短観)について、シンクタンクなど民間16社の予想が24日、出そろった。代表的な指標である大企業・製造業の景況感は、年初からの円高・株安などを背景に、15社が前回の昨年12月調査から悪化すると見込んでおり、景気の足踏みを確認する結果となりそうだ。
大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI=景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値)の民間予想値の平均はプラス8と前回から4ポイント低下。民間の予想通りDIが1桁に転落すれば、日銀の大規模金融緩和スタート直後の平成25年6月調査(プラス4)以来の低水準となる。
農林中金総合研究所は「内外需の鈍さが続く中、賃上げなどで人件費は高止まりしている」として、16社の中で最も低いプラス5を予想した。
昨年末に1ドル=120円台だった円相場が3月中旬に一時110円台まで急騰したことで、「輸出企業の収益悪化懸念が強まった」(SMBC日興証券)という見方も多い。
大企業・非製造業の業況判断DIの予想平均はプラス23と2ポイント低下の見通し。
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