TPP関連法案、趣旨説明で紛糾 衆院特別委
衆院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会が6日開かれ、協定の承認案と関連法案の趣旨説明が行われた。当初は午前中の予定だったが、情報開示をめぐる政府の対応について、民進党が高鳥修一内閣府副大臣に釈明と謝罪を求めて紛糾したため、5時間以上遅れての開会となった。
特別委で、岸田文雄外相は「世界の国内総生産(GDP)の約4割と、約8億人の人口からなる巨大市場がつくり出される」と説明。石原伸晃経済再生担当相が関連法案について提案理由を説明し、賛同を求めた。
7日は安倍晋三首相も出席して本格的な質疑に入る予定で、与野党の論戦が活発化する。
TPP承認案と関連法案は5日の衆院本会議で審議入り。6日から安倍首相の出席を求めて質疑に入りたい考えだったが、与野党の対立で調整が難航し、1日遅れの日程となっていた。
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