円高、1年5カ月ぶり水準 一時108円台 追加緩和策効果が消失
1ドル=108円台をつけた円相場を示すモニター=7日午後、東京・東新橋
7日の外国為替市場で円相場は急伸し、一時1ドル=108円台まで円高ドル安が進行した。約1年5カ月ぶりの高値で、日銀が2014年10月末に「黒田バズーカ第2弾」と呼ばれる追加金融緩和を決める前の水準に戻り、追加緩和の円安効果が失われた形だ。
6日公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、米国は追加利上げを急がないとの見方が再確認された。政府・日銀が円売り介入に踏み切るのは難しいとの思惑もあり、投機筋などの円買いドル売りが加速。7日の東京市場では一時前日比1円90銭程度円高ドル安の1ドル=108円52銭をつけた。
日本商工会議所の三村明夫会頭は7日の記者会見で「暴力的な円高だ。短期間で理由も分からず円高になっている」と指摘した。一方、7日の東京株式市場で日経平均株価は8営業日ぶりに反発し、終値は前日比34円48銭高の1万5749円84銭。前日まで7営業日続落した反動で割安感に着目した買いが入った。
関連記事