夏賞与、2年連続マイナス 民間企業 1人35万5000円予想

 

 みずほ証券と第一生命経済研究所は7日、2016年夏の民間企業(従業員5人以上、パートを含む)の1人当たりボーナス支給額がともに15年夏に比べ小幅マイナスになり、2年連続で減少するとの予想を発表した。

 外国為替市場で円高ドル安が進み、中国など世界経済は減速が続いている。企業が業績悪化を受けて、コスト抑制の姿勢を強めていることが影響する。

 みずほ証券は1人当たりの平均支給額が15年夏比0.5%減の35万5000円と予測した。15年夏の実績(14年夏比2.8%減)からマイナス幅は縮小するが、減少傾向は続くとみる。

 公務員は2.8%増の見通し。官民合計では0.1%減と予測した。

 第一生命経済研究所は民間の支給額を0.6%減と予測した。新家義貴主席エコノミストは、大企業はボーナスの悪化を回避できると予測する一方で、中小・零細企業では「業績悪化の影響を強く受け、厳しい結果になる可能性が高い」と、指摘した。

 みずほ証券の末広徹シニアマーケットエコノミストは「16年春闘で賃金のベースアップが鈍化したことに加え、ボーナスも減少することで、消費者の購買意欲に悪影響が出るだろう」と語っている。