2日目の討議始まる テーマは核軍縮とウクライナ情勢 午前の協議後に平和記念公園で献花へ
G7外相会合
平和記念公園入口で警備にあたる警察官ら=11日午前、広島市中区(山田哲司撮影)
10日に広島市で開幕した先進7カ国(G7)外相会合は11日午前、2日目の討議を続ける。核軍縮・不拡散問題やウクライナ情勢などについて意見交換する見通し。午前の協議の後、外相はそろって平和記念公園内の原爆資料館視察と慰霊碑への献花を行う。午後には、議長を務める岸田文雄外相がG7外相会合共同声明や、核兵器のない世界の実現に向けたメッセージを盛り込んだ「広島宣言」などを発表して閉幕する。
10日の会合では、北朝鮮情勢と東シナ海、南シナ海を含む海洋安全保障をめぐって議論が白熱した。
核実験やミサイル発射実験を強行した北朝鮮に関しては、地域と国際社会の平和と安全を損なうものであり、容認できないとの認識を確認。その上でどう対処するべきかを議論した。岸田外相は同日夜、記者団に「想像以上に各国の関心が高まっており、議論が白熱し予定時間を大幅にオーバーした」と語った。
中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢も協議されたものの、各外相らの発言内容はつまびらかにされていない。ただ、日本外務省筋は「北朝鮮問題と同じぐらいに白熱した」として、突っ込んだ議論があったことを明らかにした。議論の内容は、議長会見で発表される「海洋安全保障に関するG7外相声明」に反映される。
このほか、テロや暴力的過激主義については、岸田外相が「テロは中東・アフリカ地域のみならず欧州やアジアにも拡大しており、国際社会が一体となって取り組む優先課題である」と問題提起。G7外相らはテロリストによる攻撃、残虐行為などを強く非難し、テロや暴力的過激主義対策に向け、国際的な連携を強化するための取り組みをG7で主導する方針などで一致した。
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