補正予算案を来月13日にも国会提出 自公幹事長会談でTPP法案の見送りも確認
自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は25日昼、都内で会談し、熊本、大分両県を中心とする地震の復旧に向けた平成28年度補正予算案を速やかに成立させる方針を確認。26日に与野党幹事長会談を行い、野党側に協力を要請することを決めた。
谷垣、井上両氏は政府が震災対応を優先する必要があるとして、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案・関連法案の今国会での成立を見送る方針も確認した。衆院での継続審議とし、秋の臨時国会で仕切り直す考えを26日の与野党幹事長会談で伝える。
自公両党の幹事長会談に先立ち、自民党の佐藤勉国対委員長が民進党の安住淳国対委員長と会い、補正予算案を来月13日にも国会提出したいとの考えを伝えた。安住氏は成立に向けて協力する意向を示した上で、安倍晋三首相と民進党の岡田克也代表との党首会談の開催を求めた。
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